自動車学校に入校すると教習を受講する前に必ず参加するのが「入校式」と呼ばれるイベントです。自動車学校に入校して初めてのイベントですから、「何をするのか」「どんな流れで進むの」「忘れ物をしたらどうしよう」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、自動車学校の入校式について、当日の流れや必要な持ち物、望ましい服装について解説していきます。
自動車学校の入校式とは
自動車学校における入校式とは、入校後の教習カリキュラムや進行スケジュールの説明、適性検査などが実施される説明会イベントです。学校によって入校式の内容や進め方は多少異なりますが、教習で用いる教本も配られるため入校する生徒は必ず出席しなければなりません。
入校式の実施日は学校によって定められているため、申し込みの段階で自分のスケジュールと照らし合わせて都合の良い日程で参加することになります。
具体的には、教習の流れ・カリキュラムや技能教習の予約方法、校舎内施設の使い方に関する説明もされるため、メモを持参して聞き漏らしのないようにしましょう。
入校式当日の流れ(東山自動車学校の場合)
入校式は、自動車免許を取得するための第一歩です。ここからは入校式の大まかな流れとして、東山自動車学校を例に説明していきます。入校式前に大まかな全体像を把握しておき、準備万端で教習をスタートできるようにしておきましょう。
入校式当日の流れは以下の通りです。それぞれ見ていきましょう。
・受付
・適性検査
・テキスト等の受け取り
・教習の受け方の説明
・学科教習
受付・入校説明
まずは、入校日当日に来校したら受付を行います。その際に、事前の入校申し込みの段階で不足していた書類があれば提出していただいたり、料金のお支払いがまだの場合はお支払いをしていただきます。料金や必要書類に不足や不備があれば入校式に参加することができなくなる可能性があります。入校申し込みの段階で事前に確認し準備しておきましょう。
適性検査
自動車を運転するにあたって必要な視力・色覚があるかどうかを検測するための検査を実施します。普通自動車の場合、視力の合格ラインは「両眼0.7以上、片眼0.3以上」です。もし基準を下回る結果になった場合は、眼鏡やコンタクトをして自動車を運転することになります。
基本的には事前の入校申し込みの段階で検査は行われますが、基準をクリアできていなければ、入校式当日に再検査を受けていただきます。
ほかにも、性格や感情が自分の運転にどのように反映するのかを検査する運転適性検査も実施します。通う自動車学校によって検査方法は「OD式」「警視庁方式K2型」のいずれかに分かれます。どちらの検査方法でも、自分では中々気づくことのないクセや判断能力がわかるため、後に配布される検査結果を参考にしましょう。
テキスト等の受け取り
実際の教習で使用する教本テキストや今後のカリキュラムを受け取ります。入校式の日はテキストや書類など持ち帰るものも多いため、収納できるように大きめのバッグを持参することをおすすめします。
教習の受け方の説明
教習を受講するにあたっての方法をレクチャーされます。教習の予約方法やカリキュラムの進め方などの基本的な説明を受けます。
学科教習
最後は、学科教習を受講して終わりです。
日程としては、入校式全体で2時間ほどのスケジュールになります。
もし予約していた入校式に体調不良といった理由で欠席しなければならない場合は、欠席を決めた時点で早めに自動車学校に連絡します。入校式は別日程へスケジュールし直すこともできるので、都合の良い時間で再度予約して参加しましょう。
入校式に必要な持ち物や服装
これまで入校式の内容や流れについて解説してきました。では次に、実際に入校式に参加するにあたって必要な持ち物や参加時に望ましい服装についてご紹介します。入校式は、自動車免許を取得するスタートラインに立つという意味で大切なイベントです。第一歩目からつまずかないよう、事前に確認しておきましょう。
必要な持ち物
入校式に必要なものは、以下の通りです。通う自動車学校によって入校式の内容が異なるため、持ち物も多少異なる場合もあります。また、原付免許をすでに取得していれば免許証を、学生割を利用しているのであれば学生証が必須です。自分にはどんなケースが当てはまるのか、チェックしておきましょう。
【必要な持ち物】
・本籍地が記載された住民票(自動車学校から指定された期限内のもの)
・身分証明証(健康保険証、マイナンバーカード、パスポート)
・印鑑(※シャチハタ不可)
・教習費 or 支払い用紙控え(支払い方法は、現金、クレジットカード、振り込みなど自動車学校によって対応可能範囲が異なります。事前の支払いが完了している場合は、振り込み証明書を持参しましょう)
※上記の必要な物については、事前の入校申し込みの段階で書類の提出ができていれば入校式当日は必要ありません。
・眼鏡、コンタクトレンズ(日常生活から使用している場合は持参)
・筆記用具
・メモ帳
・保持している免許証(所持者のみ持参)
望ましいメイクや服装
入校式を受講するにあたって、技能教習の予定がない限り基本的にはどんな服装でも問題ありません。ただ、入校式では自動車学校内の施設案内を受けます。施設内を動き回る可能性を踏まえると、ある程度動きやすい格好が望ましいでしょう。
ただし、技能教習を受講する際には、運転に向かない服装がしっかりと規定されています。
「運転時に向かない服装(一例)」
・サンダル
・下駄
・ヒールのある靴
上述したものは一例にすぎませんので、不安のある方は技能教習を受講する前にあらかじめ自動車学校に確認しておきましょう。また、学科教習であっても「応急救護」の際には、ヒールやスカートは禁止されているので注意が必要です。
次の記事では、自動車学校に通う服装についてまとめています。気になる方はぜひ合わせてご一読ください。
まとめ
今回は、自動車学校の入校式について解説しました。入校式は、自動車学校に入校する人が必ず参加することになります。本記事を読んで、実際の入校式の流れや必要な持ち物を事前に把握しておけば、不安なくよりスムーズに教習を受講することができるのではないでしょうか。
特に、入校式当日に必要な持ち物に不備があれば、手続きに支障が出る場合もありますから、前日までに自動車学校に持ち物の確認、準備をしておき、余裕を持った行動を心がけましょう。
東山自動車学校では、運転技術習得に向けて、入校日から丁寧な自動車運転指導を行っています。自動車免許の取得にご興味のある方、当校への入学に少しでも関心のある方はいつでもお気軽にお問い合わせください。