自動車学校で免許を取得する際、「免許を取得するなら最短で取りたい」「自動車学校の閑散期っていつ?」と考えている方も多いのではないでしょうか?今回は、これから自動車免許取得を検討している方に向け、閑散期に通学するメリット・デメリットについて解説していきます。
目次
自動車学校の繁忙期・閑散期はいつ?
自動車学校にも、繁忙期や閑散期が存在します。自動車学校は、一年を通じて好きなタイミングで入校することが可能です。そのため、多くの人が生活の節目のタイミングでの免許取得を考え、入校時期が重なってしまう傾向にあります。また、自動車学校に通う教習生の中には学生の方が多くいらっしゃいます。そのため、就職活動や試験などのイベントがひと段落し、時間が取れるようになったタイミングは、学生にとって免許を取りやすい時期だといえます。それでは、具体的に人が混み合う時期と空いている時期をみていきましょう。
繁忙期
・【2〜3月】
毎年2〜3月は、新生活前に免許を取得したい人たちが多いため、一年の中で最も自動車学校が混み合う時期になります。高校生であれば大学受験、大学生であれば試験が終わって春休みに入るタイミングです。春から始まる学校生活や就職に備え免許取得希望者が殺到するため、都合がつくのであれば入校時期を遅らせる、もしくは混雑することを考慮してできるだけ早いタイミングで入校するのが得策でしょう。
・【8〜9月】
大学生は長期休暇に入る時期です。このタイミングを利用して一気に教習を終わらせたいと考える人も多いため、自動車学校は非常に混雑します。通常よりも卒業までに期間を要してしまうため、可能であればこの時期も避けるのがおすすめです。
閑散期
・【4〜7月】
進学や就職など春から新生活が始まる人が多いため、比較的教習の予約が取りやすい傾向にあります。また、全国的に梅雨のタイミングとも重なることも、閑散期となる一つの要因です。先述したように、8月に入ると夏季休暇に入り人が混み合うため、それまでに取得することをおすすめします。
・【10〜1月】
夏季休暇明けから年末までの間も、閑散期となる自動車学校が多いです。大学では後期の授業が始まり、文化祭やクリスマスなどのイベントごともあります。学期末テストがひと段落するまでは、学生の入校は少ないです。
こちらの記事では、東山自動車学校の繁忙期、閑散期について解説しています。「東山自動車学校に入校したいけど閑散期はいつ?」「東山自動車学校でなるべくスムーズに免許を取りたい」と考えている方は、入校のおすすめ時期も紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
閑散期に入校するメリット
自動車学校に入校する際、繁忙期と閑散期ではどのような違いがあるのでしょうか。ここからは閑散期の自動車学校に入校するメリットについて解説していきます。閑散期に通学するメリットには、以下の二つが挙げられます。
・繁忙期よりも比較的短い期間で自動車免許を取得できる
・オプション料金が不要になることがある
・期間限定キャンペーンを実施しているケースが多い
それでは一つずつ見ていきましょう。
繁忙期よりも比較的短い期間で自動車免許を取得できる
自分の希望するタイミングで教習が取りやすいため、比較的短期間で免許を取得できるのが、閑散期に教習を受けるメリットの一つです。自動車免許を取得するには、技能教習の受講が必須になります。しかし、一度の教習で使用できる教習車の台数や指導員の人数には限りがあるため、受講を希望する人数が多ければ予約が取りづらくなってしまいます。特に夕方以降の時間帯は混み合いやすいため注意が必要です。
教習が予約できなければ、自分の計画していたような期間に免許を取得するのは困難になります。特に繁忙期であれば、尚更教習の進行スピードは遅くなってしまう可能性は高いでしょう。
閑散期であれば教習をスムーズに進行できる上に、予約の自由度が上がるため自分のスケジュールも立てやすくなります。また、直前でも教習の予約を取りやすいといえます。
自分の計画通りにスムーズに自動車免許を取得したい方は、閑散期に通学することをおすすめします。特に学生の方は教習の予約が取りやすければ、大学の授業やアルバイトなどのスケジューリングもしやすくなるでしょう。
オプション料金が不要になることがある
多くの自動車学校では、教習料金に加えてオプション料金を支払うことで、短期間で卒業できるようになるプランを用意しています。東山自動車学校にも「短期集中スピードプラン」として事前に教習スケジュールを決められるプランがあります。ただ、閑散期であればこうしたプランを使った場合ほどでないにしても、スムーズに卒業できる可能性があります。どうしても繁忙期に教習を受けなければならないのでなければ、オプションを使用せず閑散期に教習を受けるのも一つの手だといえるでしょう。
期間限定キャンペーンを実施しているケースが多い
集客のため、閑散期の自動車学校では期間限定のキャンペーンが実施される傾向にあります。よくあるのは、QUOカードなどの入校特典やキャッシュバックキャンペーンです。また、閑散期以外でも誕生日割や大学生割など、様々なキャンペーンが開催される場合があります。自動車学校の教習費用をなるべく抑えたい場合は、適用対象のキャンペーンがないかチェックしてみましょう。
閑散期に入校するデメリット
閑散期に自動車学校に入校するメリットがあることはわかりましたが、反対に閑散期に入校することに対してデメリットもあるのでしょうか。ここからは閑散期に考えられるデメリットについて解説していきます。
友人ができづらい
自動車学校で新しい友人関係やコミュニティを構築したいと考えている人にとっては、閑散期は友人ができづらい環境といえます。やはり通学している人自体が少ないため、他の教習生との出会いが繁忙期に比べて少ないのは否めません。自動車免許の取得を通じて友人を作ろうと考えている方には、自動車学校の繁忙期での入校や合宿免許を利用するのも手だといえるでしょう。
教習のコマが少なくなる自動車学校もある
閑散期に教習生が少なくなってしまうため、稀に自動車学校側がコマ数や教習車の稼働台数を減らしてしまう場合があります。規模が小さめな自動車学校では特に、人的コスト削減のため、そうした対応を行うことがあります。また先に述べたように、授業後や仕事終わりなどの夕方以降の時間帯は混みやすいため注意が必要です。
閑散期であっても、通っている自動車学校のコマ数が自分の想定よりも少なければ、当初の計画していた免許取得から遅れが生じてしまう可能性もあります。閑散期に自動車学校に通学する場合は、あらかじめ自動車学校全体のスケジュールについても把握しておくことが大切です。
繁忙期に入校する際気を付けておきたいこと
自動車学校の繁忙期に入校する際、注意しておくべきポイントをご紹介します。以下が繁忙期における注意点です。それぞれ見ていきましょう。
教習予約について
・早めの計画
・スケジュール調整
・定期的な空きの確認
卒業時期の計画
・余裕を持った計画
・教習進捗の確認
教習予約について
繁忙期は多くの教習生が入校するため、教習の予約が取りにくくなりがちです。特に、運転の教習や試験の日程は、希望通りにいかないことが多く、次のような対策が必要です。
早めの計画
繁忙期に入校を考えている場合、できるだけ早めに計画を立て、申し込みを済ませることが重要です。早期にスケジュールを確定させることで、希望日程で予約を取りやすくなります。
スケジュール調整
予約が取りにくい場合は、自分のスケジュールを臨機応変に調整することも必要になります。特に平日の昼間など、比較的予約が取りやすい時間帯を利用することがおすすめです。
定期的な空きの確認
当日キャンセルなどがあるため、予約状況は教習直前まで変動します。定期的に学校の予約状況を確認し、キャンセルが出た場合に教習を受けられるようキャンセル待ちをすることも、教習を早く進めるためには必要になります。
卒業時期の計画
繁忙期には、教習の進行が遅れてしまう可能性があります。入校当初に予定していた卒業時期からずれが生じることもあるため、以下の点を考慮しておきましょう。
余裕を持った計画
卒業時期については、予想外の遅延を考慮して余裕を持ったスケジュールで計画しておくことが重要です。特に、免許取得が急を要する場合は、できるだけ早めに入校手続きを行うことをおすすめします。
教習進捗の確認
教習の進捗状況は定期的に確認し、必要に応じて教習のペースを調整することが大切です。指導員とコミュニケーションをとりながら、進捗状況を確認しておきましょう。
繁忙期に入校した際の行動チェックリスト
繁忙期に入校する場合は、以下のような点に気をつけて免許取得を目指しましょう。
・早期の申し込みと定期的な確認で予約を確保する。
・スケジュールを臨機応変に変え、予約が取りやすい時間帯を狙う。
・卒業時期の計画に余裕を持たせ、進捗状況を定期的にチェックする。
自動車学校の繁忙期に入学すると、予約が取りづらく入校前に想定していたスケジュールからずれてしまいがちです。なるべくスムーズに免許取得を目指すためにも、上述した点に気をつけながら自動車学校に通うことをおすすめします。
通学で免許を取得するまでにかかる平均的な期間は?
では、一般的に通学で免許を取得するのにはどのくらいの時間が必要になるのでしょうか。結論、通学での運転免許取得には、平均で3ヶ月ほどかかります。ただし、通学生の年齢層やライフスタイルによって通学期間は変動するため、本人のやる気や予定によるところが大きいのが事実です。特に、通学を選択する人の中には、平日に通えず週末にまとめて教習を受けるケースは珍しくありません。そこでここからは大学生・高校生・主婦の3つの立場で、それぞれの免許取得までの期間を解説していきます。
大学生の場合
大学生が通学で免許を取得する期間は、平均で3ヶ月ほどです。免許を取得するまでには、技能教習・学科教習を合計すると第一段階でATで22時限、MTで25時限、また第二段階ではAT・MT共に35時限もの教習を最低限受けなければなりません。計算上であれば2週間ほどで、全てのカリキュラムを終えることは可能ですが、運転技量による延長や試験の合否、技能教習・試験の予約状況によっては通学期間が延びていきます。その上で、大学生であれば授業やアルバイト、試験との両立が必要です。また、自動車学校側の混雑具合も大きく影響しますから、人によっては半年ほどかかるケースもあります。
授業をはじめ、自分のスケジュールを管理しやすい傾向にある大学生の通学する上での強みは、「予定が調整しやすいこと」にほかなりません。自動車学校の職員にあらかじめ技能教習の取りやすい時間帯を聞いておき、履修を組めば比較的スムーズに教習プログラムを消化できるかもしれません。
高校生の場合
高校生の通学で免許取得までにかかる期間は、3ヶ月ほどになるケースが多いです。免許取得までの教習プログラムは、週3日で2時限ずつ消化したとしても3ヶ月程度はかかります。また、高校生の場合は、免許取得の年齢制限があるのが注意点です。普通自動車免許の取得は18歳以上からですので、高校2年生以下の人は免許を取得することはできません。ただ、自動車学校への通学自体は17歳からでも可能です。また、学校によっては通学可能な時期や試験を受ける際に公休扱いにできるなど特例が設けられている場合もありますので、免許取得に関する学校の規則やルールをあらかじめ学校側に確認しておきましょう。
主婦の場合
主婦が通学で免許を取得する場合、2〜6ヶ月ほどかかるケースが一般的です。主婦であれば、大学生や高校生が通学できない朝~夕方の時間帯に通うことができますので、技能教習予約は取りやすい傾向にあります。しかし、主婦と大学生や高校生の異なる点は、お子さまをはじめ家族の急なトラブルやイベントが発生する可能性が高いことです。もちろん、スムーズに教習に通うことができれば2ヶ月ほどで免許は取得できます。ただし、お子さまの発熱は予測できるものではなく、学校や保育園のイベントがあれば、教習スケジュールも変更しなければならないでしょう。
自動車学校を選定する上では、託児所がある学校に通うことも大切です。自動車学校の中には、小さなお子さまを一時的に預けることのできる託児所の施設が併設されているところもあります。通学するたびに両親や知り合いにお子さまを預ける場合、どうしても教習を受ける時間が限られ、技能教習の予約も取りにくくなることも考えられます。
小さなお子さまがいらっしゃるのであれば、託児所のある自動車学校を選ぶ方が、通学もしやすくなりますのでおすすめです。
最短で通学免許を取得する場合にかかる期間
自動車学校に通学して運転免許を取得できる最短日数は、理論上ではAT車で13日、MT車で15日になります。
また、通学に限らず免許取得をなるべく最短で目指したい場合は、教習を受けずに試験に臨む「一発試験」が最も期間の短い手段です。一発試験に合格すれば、最短7日で免許取得が可能ですが、免許失効や取消など再取得する方が受験して合格率は5%ほどでほとんどが不合格となります。
初めて免許を取得する方であれば、運転の基礎から学ぶことのできる通学免許をおすすめします。
閑散期に入校してスムーズに免許を取ろう
今回は自動車学校の閑散期・繁忙期・免許取得までの期間について解説しました。自動車免許を取得するならば、「なるべくスムーズに」と考えている方は多くいらっしゃるでしょう。そういった方には、閑散期である4〜7月・10〜1月に入校することをおすすめします。
東山自動車学校では定期的にキャンペーンを実施しています。ご興味のある方は、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
https://www.higashiyama-ds.jp/news-cat/cat2/
こちら↓の記事では、東山自動車学校の繁忙期、閑散期について解説しています。「東山自動車学校に入校したいけど閑散期はいつ?」「東山自動車学校でなるべくスムーズに免許を取りたい」と考えている方は、入校のおすすめ時期も紹介していますので、ぜひ確認してみてください。