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#21「AT(オートマ)・MT(マニュアル)どちらで免許を取るべき?」

自動車免許を取得する際、必ずと言って良いほど話題に上るのが、「AT(オートマ)限定免許で良いのだろうか」というトピックです。今回は、AT(オートマチック)とMT(マニュアル)の違い、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。これから免許を取得しようとしている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもAT・MTとは?

自動車免許の話をしていると、「AT(オートマ)」「MT(マニュアル)」という単語を耳にする機会は多いです。まずはそもそも、それぞれがどのようなものを指すのか、そして全体の傾向としてどちらの免許を取得することが多いのかを解説していきます。

AT(オートマ)とは

オートマチックトランスミッション、略してATとは、自動車のギアを自動で切り替えるシステムのことを指し、この方式を採用している車は「AT車」「オートマ車」と呼ばれます。加減速は運転席足元にあるアクセルペダルとブレーキペダルの2つで完結するのが特徴です。きちんと整備された車であれば、意図せずエンジンが止まってしまうエンスト(エンジンストール)が発生することはないため、一般的にMT(マニュアル)車よりも操作が簡単だと言われています。

MT(マニュアル)とは

マニュアルトランスミッション、略してMTとは、運転者が手動でギアを切り替えるシステムのことを指します。そして、この方式を採用している車は「MT車」「マニュアル車」と呼ばれることが多いです。MT車で加減速をする際には、アクセルペダルとブレーキペダルに加えてクラッチペダルを操作する必要があります。そのため、一般的にはAT車よりも操作が複雑であり、運転技術が必要とされます。

最近ではAT限定免許を取得する人が多い

近年、初めて免許を取得する方の中で、AT限定免許を選ぶ人が増えています。実際東山自動車学校でも、免許を取得する方の8割程度がAT限定免許の取得を選んでいます。その理由は、AT車の方が操作がシンプルで運転を覚えやすく、免許取得時の教習期間や費用も限定なしの免許と比較して抑えられるためです。現在、市販されている車の9割以上はAT車で、日常生活で車を使う上ではAT限定免許でも問題ないという状況が、この傾向を後押ししています。

AT限定免許を取るメリットとデメリット

さて、先ほどAT限定免許を取得する人が多いことをご紹介しましたが、その一方で限定のない普通自動車免許を取得する人がいるのも事実です。ここでは、AT限定免許を取得する場合のメリットやデメリットをご紹介します。ぜひ検討時の判断材料にしてみてください。

AT限定免許のメリット

AT限定免許を取得する最大のメリットは、免許取得までの学習時間と費用を節約できることです。AT限定の教習はMTに比べて時限数が少なく、教習費用も抑えられます。MT車に乗る予定がなく、時間や費用を少しでも節約したいのであれば、AT限定免許は良い選択肢となるでしょう。

AT限定免許のデメリット

一方で、AT限定免許を取得する場合に挙げられる最大のデメリットとしては、MT車を運転できないという制限があることです。いま市販されている車の多くがAT車ではありますが、古い車や軽トラックなど事業用として使われる車はMT車であることも珍しくありません。仕事でMT車を運転する可能性がある場合は、AT限定免許を取得するのは得策とはいえないでしょう。また、スポーツカーをはじめとした趣味性の強い車については、依然MT車も多く販売されています。そうした車に乗りたいという思いがあるのであれば、限定のない普通自動車免許を取得しておくのがおすすめです。

限定解除という手も


もし、後からMT車を運転したいと思った場合、追加の教習を受けて限定を解除することも可能です。ただし、その場合は別途追加で教習を受ける必要があるため、時間と費用が必要になります。また、MT車の運転技術を身につけるには一定の練習が必要なため、MT車に乗る機会があると予想されるのであれば、初回の免許取得時に限定なしの教習を申し込み、練習機会を多くとっておくことをおすすめします。

迷ったらどうすべき?

いざ免許を取得するとなると、どちらの免許を取得すべきか迷ってしまうかもしれません。そこで、迷ってしまった時にどうすべきかを簡単にご紹介します。免許取得にかかる時間や費用も異なるので、申し込み前にしっかり考えておきましょう。

ライフスタイルに合わせて決めよう

免許取得後にどのようなカーライフを送るのかを判断材料にしてみましょう。たとえば都市部に住んでいてあまり車の利用頻度は高くなく、乗るとしてもカーシェアやレンタカーのみだという方は、AT限定免許で十分かもしれません。反対に、仕事でMT車を運転する機会がたくさんある方や、家族が保有している車がMT車だという方は、限定なしの免許を取得しておいた方が良いでしょう。免許取得後、どんな車を運転する必要があるか、事前にシミュレーションすると、ご自身がどちらの免許を取得すべきか分かってくるはずです。

余裕があるなら「とりあえずMT」もアリ

時間と費用の余裕があるなら、「とりあえずMT」と考えて限定なしの免許を取得するという選択肢もあります。そうすれば、免許取得後MT車を運転する必要が生じた際、すぐに運転することができるようになります。自動車学校によっては、MTで教習の申し込みをしても、挫折した場合AT教習に変更できるケースもあるため、「MTに興味はあるけれど、教習が難しそう…」と思っている方もチャレンジすることはできます。ただし、MT教習からAT教習への変更は手数料が発生することが多いため、これから通う予定の自動車学校に問い合わせてみると良いでしょう。

自分に合った免許を選んで良いカーライフを!

AT限定免許とMT免許、どちらの免許を取得すべきかは、あなたのライフスタイルや運転する予定によって変わります。それぞれにメリットやデメリットがあるため、ご自身の状況を鑑みて総合的に判断しましょう。東山自動車学校では、どちらの免許を選ぶべきか迷っている方のご相談も受け付けております。ぜひお気軽にご連絡ください!