自動車免許を取得する場合、多くの方が自動車学校を利用します。ただし、自動車免許を取得するためには年齢や視力などある一定の定められた条件をクリアしていなければなりません。また、入校するための必要書類についても把握しておく必要があります。今回は自動車免許を取得するための条件や、自動車学校に入校する際に準備しなければならない書類について解説していきます。
目次
自動車免許を取得するために必要な資格
自動車免許を取得するには定められた一定の条件を満たしている必要があります。また、自動車学校などでも入校条件として、同一の条件を入校資格として定めているため、条件を満たしておく必要があります。ここからは免許取得の条件をひとつずつ見ていきましょう。
年齢
まず一つ目の条件は「年齢」です。免許を取得する場合、免許の種類によって異なる年齢制限が設けられています。例えば、普通自動車や大型二輪車であれば満18歳以上であれば、免許の取得が可能です。その一方で、普通二輪車の免許を取得しようと考えた場合、普通自動車よりも少し若い満16歳以上の人であれば取得ができます。
通学する自動車学校によって多少ばらつきはありますが、普通自動車免許の場合は免許取得時の条件が満18歳であるため、入校時にはその限りではありません。つまり、仮に年齢が17歳だったとしても自動車学校へ通学する場合は18歳になる誕生日の約1ヶ月前から、合宿免許であれば約1週間前から通学し始めることができます。ただ入校できたとしても、仮免許証取得には満18歳でなければならないという規制もあるので、18歳未満の方が申し込む場合は条件やスケジュールの事前確認が必要です。
視力
二つ目の条件は「視力」です。運転する際には安全性の観点から適性テストを受け、自分が運転できるコンディションであると証明しなければなりません。具体的な数値だと、両目で見た時に0.7以上、かつ片目で見た時に0.3以上であることが条件になります。ただし片目の視力が0.3未満であっても、もう片方の目の視力が0.7以上、かつ左右150度以上の視野の広さがあれば、免許取得の条件をクリアすることができます。なお、視力検査を受ける際、普段使用している眼鏡やコンタクトレンズを使用することができます。
色彩識別能力
三つ目の条件は「色彩識別能力」です。自動車を運転する際には、信号の色を識別できなければいけません。そのため、信号の3色である赤色・青色・黄色の識別ができるかどうかをチェックします。
聴力
四つ目の条件は「聴力」です。自動車免許の取得条件とされている聴力の基準は、補聴器使用かどうか、です。なお、聴力検査に関しても視力検査同様、普段使用している補聴器があれば装着した状態での計測が認められています。また、検査基準の条件を満たさない場合でも、別の規定を満たせば免許の取得は可能です。その場合は、ワイドミラーなどの特定後写鏡等や聴覚障害者標識の表示などが必要になります。
運動能力
五つ目は「運動能力」です。自動車を運転するにあたって必要な、ハンドルやレバーなどを安全に操作する能力が検査されます。
入校受付時に必要な書類
自動車免許を取得するための資格があることが確認できれば、次は自動車学校への入校申し込みをする必要があります。入校日までに必要書類が揃っていなければ、わざわざ書類を取りに帰ることになったり、入校日が別の日にずれてしまったりするかもしれません。必要書類の中には、準備に時間がかかるものもあります。入校日の直前になって焦らないように、事前に確認しておきましょう。
住民票
本籍が記載されており、かつ個人番号(マイナンバー)のない住民票を用意します。現在ではコンビニでも手軽に発行することができます。ただし、二度手間になるのを防ぐため、心配な方は自治体の役所で「運転免許用に住民票が欲しい」旨を伝えることが一番確実でしょう。また、外国籍の方は、国籍が記載されている住民票が必要になります。
本人確認書類(身分証明書)
健康保険証やパスポート、マイナンバーカードなどの本人確認書類(身分証明書)が必要です。持参する証明書を間違えないよう、事前に確認が必要です。また、本人確認書類(身分証明書)はコピーではなく原本でなければならず、なおかつ用意した住民票と住所が一致している必要があります。直近で引っ越しをした場合には、特に注意するようにしましょう。外国籍の方は、在留カードの用意が必要になります。
免許証
すでに原付免許やその他の免許証をお持ちの方は、入校の際に持参が必要になります。もし免許証の有効期限が切れようになっている場合は、事前にお申込先の自動車学校に相談に行きましょう。ちなみに、すでに免許証(有効期間内であること)をお持ちの方は先に述べた住民票や本人確認書類(身分証明書)は必要ありません。
眼鏡・コンタクトレンズ
視力検査時に条件を下回る可能性がある方は、普段使用しているコンタクトや眼鏡を持参しましょう。もしも視力が条件ギリギリで、コンタクトや眼鏡を持っていない方は、この機会に作っておくことをおすすめします。
教習料金
教習料金の支払いに関しては、学校によって方法が異なります。東山自動車学校は、現金・銀行振込・教習ローン・クレジットカード一括払いのいずれかの方法でのお支払いが可能です。入校日までに前もって確認しておきましょう。
お申込金
お申込金は、申し込み時に必要です。東山自動車学校のお申込金は5,250円(税込)ですが、学校によって価格は異なります。支払い方法も含めて学校側に確認しておきましょう。
印鑑
東山自動車学校では、電子サインを採用しているので持参いただく必要はありませんが、基本的にはシャチハタは不可な学校が多いです。朱肉を使うものを持参しましょう。
学生証
入校する際のプランによっては、学割キャンペーンが適用される場合もあります。学生の方は忘れずに持参しましょう。
筆記用具
自動車学校にも置いてある場合がありますが、持参していつでもメモができるようにしておきましょう。
写真
自動車学校に提出する写真は、定められた規定を満たしていない場合は撮り直しになります。写真の条件は、以下の通りです。
・背景が映り込んでいない
・帽子や眼鏡を着用せず、眉毛が見える
・正面を向いている
・胸から上まで映っている
・サイズ 縦30mm × 横24mm
・提出時点から6ヶ月以内に撮影されたもの
写真を自分で用意する際には、この条件を満たしているか確認しておきましょう。また東山自動車学校では、入校時に撮影することも可能です。ご自分で撮影するのが不安な方は、遠慮なくお申し出ください。
事前準備をしっかりして入校日を迎えよう
今回は自動車学校の申し込みについて、一般的な必要書類と自動車免許を取得するための資格を紹介しました。自動車免許の取得を検討する際は、まずは自身が免許を取得できる条件を満たしているかを確認します。一定条件を満たしたことを確認した後は、自動車学校への申し込みと入校に必要な書類を準備しましょう。東山自動車学校に入校する場合には、必要書類を事前に確認することも可能です。まずはお気軽にお問い合わせください。