自動車免許を取得するために、必ず受験するのが技能試験と学科試験です。一発合格を目指す方が多いと思われますが、学科試験では日々の勉強の積み重ねを発揮しなければなりません。そこで今回は、自動車学校における学科試験について、おすすめの勉強方法と不合格時にどうすれば良いかについてご紹介していきます。学科試験の勉強方法がわからない方や、合格できるか不安な方はぜひ参考にしてみてください。
目次
学科試験とは
学科試験とは、自動車免許取得の過程で行う、交通マナーや道路標識に関する知識を問う筆記試験のことを指します。実際に車を運転する技能試験とは異なり、◯×形式で問題が出題されます。試験は仮免許と本免許の計2回の実施です。合格ラインには、高い正解率が求められるため日々の勉強で知識を身につけておくことが大切です。
以下が、仮免許と本免許それぞれの試験概要になります。
<仮免許学科試験>
・会場:通っている自動車学校
・試験時間:全50問、1問2点
・試験内容:30分
・合格点:90点以上
<本免許学科試験>
・会場:住民票の住所地にある運転免許センター
・試験時間:全95問、1問1点 × 90問 + 1問2点 × 5問(イラスト問題)
・試験内容:50分
・合格点:90点以上
・必要書類:卒業証明書、運転免許申請書、仮運転免許証、本籍記載の住民票の写し、本人確認書類、受験手数料1,750円、交付手数料2,050円、申請書用写真1枚
仮免許試験は、自分の通っている自動車学校での受験となりますが、本免許試験の場合は住民票の住所地にある運転免許センターで受験することになります。自動車学校を卒業しても学科試験で合格できなければ、自動車免許は発行されません。どちらの試験においても基本的な問題が出題されますが、本免許試験ではイラスト問題が出題されます。
それぞれの試験前には、自動車学校内で「効果測定」と呼ばれる試験が実施され、合格できなければ試験の申し込みをすることができません。学科教習の段階から予習復習を心がけ、試験に備えておきましょう。
おすすめの勉強方法
ここからは学科試験の合格に向けたおすすめの勉強方法をご紹介します。学科試験を受験するにあたって、どうやって対策すればいいかわからない方は、ぜひ参考にしてみてください。
教科書を読み込む
まずは、学科教習で使用している教科書を徹底的に読み込むことが大切です。自分で別に問題集を購入して勉強することも良いですが、何よりも教科書の内容をしっかりと復習しておきます。そうすれば授業で習った内容も思い出しやすくなりますし、復習段階で疑問点があれば次回の教習で指導員に質問して解消することもできるでしょう。
よくありがちなのが、仮免試験までの内容を本免試験までに忘れてしまうことです。本免学科試験で出題される範囲には、仮免試験での内容も含まれます。せっかく覚えた範囲を油断して忘れてしまってはもったいないです。まずは試験範囲を確認し、本免許学科試験の前に受ける効果測定で高得点が取れるように、学科教本をしっかり復習して万全な状態で試験に臨みましょう。
効果測定で苦手を確認する
仮免・本免許試験を受験する前には、効果測定に合格する必要があります。効果測定は、いわば試験の予行練習のようなものです。出題される問題は、過去の試験で出題された問題などをもとに作成されています。本番さながらの試験内容をあらかじめ受けておくことで、自分の実力はどれくらいか、苦手な範囲はどこかがわかります。実際の試験では、どんな言い回しで問題が出題されているのかが分かれば、本番も焦ることなく自信を持って受験することが可能です。いざ受験する際に緊張したり、焦って本来の実力が発揮できなかったりといった事態を回避するためにも、効果測定の勉強を通して事前対策をしておきましょう。
イラスト問題の対策をしておく
本免試験特有の出題であるイラスト問題への対策も、合格するためには必要不可欠です。同じ◯×形式であっても、配点は1問2点と通常問題の2倍となっています。合格ラインが90点以上に設定されていることを考えると、イラスト問題の正答率が合格に大きく影響することは間違いありません。
対策としては、学科試験問題集を入念に復習しておくことをおすすめします。まずは、イラスト問題に慣れながら、傾向を掴んでいきましょう。
東山自動車学校では、効果測定を含む学科学習を学ぶことのできるeラーニングシステム「MUSASI」と問題集の両方をご用意しています。学校によってどちら一方しか用意されていない場合もありますから、気になる方は事前に確認しておきましょう。
学科試験で不合格になってしまった時の対応
免許を取得するには、技能試験だけではなく学科試験の両方に合格しなければなりません。ここからは、もし学科試験を不合格になってしまった場合の再試験の手続きをご紹介します。
仮免許試験で不合格になった場合
仮免許の場合、再受験には1,700円の再受験料が発生します。
また、自動車学校内のスケジュールに合わせて空いている日程を調整する必要があるため注意が必要です。
本免許で不合格になった場合
本免許の場合、仮免同様、再受験には1,750円の再受験料が発生します。試験場によっては学科試験を1日に1回しか実施していない場所もあるため、余裕を持って自分の予定を確保しておきましょう。
まとめ
今回は、自動車学校における学科試験について、おすすめの勉強方法と不合格時の手続きの仕方についてご紹介しました。
自動車免許を取得するためには、万全な対策を立てて学科試験に合格する必要があります。出題される問題は全て基本的な範囲になりますが、だからといって油断すると不合格になり再試験の時間とお金を追加で払わなければならなくなります。
一発で合格するためにも、教科書や問題集を徹底的に読み込んで知識の定着を図りましょう。
東山自動車学校では、問題集だけでなく、学科学習システムにeラーニング「MUSASI」 (在校生の方はコチラ) を導入し、効果的な学習プログラムをご用意しています。まずはぜひお気軽にお問合せください。